オコシ型紙商店 伊勢型紙の老舗メーカー 大正13年創業  伝統の手彫り”伊勢型紙”の販売。 ”伊勢型紙の文様”を現代のライフスタイルにデザインオンしたプロダクトを販売。

FAQ

  • 伊勢型紙の大きさ

    工業製品上の厳格な規格はございませんが、
    おおよそのサイズは下記の通りです。

           記

     
     
    ・外寸:文様によって、縦横の取り方は異なります。
    ・柄寸:彫り抜かれた文様のサイズを指します。

     

    レギュラーサイズ
    ・外寸:45cm×54cm
    ・柄寸:38cm巾×25cm~38cm長。(文様によって長さが異なります。)

     

    大きなサイズ

    ・外寸:54cm巾×91cm
    ・柄寸:38cm巾×75cm

     

    小さなサイズ

    ・外寸:47cm巾×30cm
    ・柄寸:38cm巾×16cm 

     

    *額装をして鑑賞される場合

    レギュラーサイズ伊勢型紙の場合で、【大衣判】【F8】が適当と思われます。

  • 伊勢型紙の厚み 重さ

    厚み: 0.10.2ミリ程度

    (上質の和紙を3枚貼り合せてでの厚みです。元和紙がいかに薄く漉かれたものか推し計られます。)

     
    重量:2030グラム程度

  • 伊勢型紙の色

    柿渋色を少し焦がした色味です。

     
    柿渋を塗布した後に室枯らし=燻製工程を経る事で、一般的には茶色~コゲ茶色となります。 

    天然素材を使用していますので、柿渋の発色、燻煙の具合、時間経過などの塩梅で、
    その色味は一枚一枚異なります。

     

  • 伊勢型紙の原料

    渋紙の場合は美濃の手漉き和紙と柿渋のみの天然素材です。
    (型地紙は美濃和紙三枚を柿渋で貼り合わせています。)

     

    近年は和紙と和紙の間にFILMをサンドしたハイブリッド型地紙もございます。

  • 型紙の表裏

    表:手触りがツルっとした面です。

     
    裏面:少しザラつきがあり、染める時に白生地に添いい易く、ズレないようにする為です。

     

  • 柄寸法は何故38cm?

    着物の白生地の幅が約38cmだからです。
    クジラ尺の1尺に相当します。

  • 伊勢型紙の匂い

    作りたての型紙の場合は、紙を焦がした香りがします。
    室枯らしの際に煙で燻される事に起因します。
    決して不快な香りではありません。

     

    弊社にストックされている伊勢型紙は、この香りは殆ど飛び薄れてしまっていますのでご安心ください。

  • いつ頃に作成された伊勢型紙?

    弊社は大正13年創業以来絶えることなく現在でも新柄を造り続けています。
    
ご覧いただきます伊勢型紙のほとんどは昭和中期に製造されたものが中心です。

     

    大正~昭和~平成へと、その時代時代を反映した文様の数々を楽しんで頂く事が出来ます。

     

    また、創業以前の江戸時代に作成された型紙もコレクションしています。


  • 漆かぶれについて

    型紙を補強するために、コーティング効果または紗貼り(絹のネットを接着)用の接着剤として漆を使用したモノも有ります。
    稀に漆かぶれに過敏な方、またはアレルギーをお持ちの方はお気を付け下さい。

     
    但し、弊社ストックの伊勢型紙は、基本的に全てその漆は硬化済です。今までに弊社の型紙が原因で悪い事態に至った事例はございません。

  • 日焼けによる色褪せ

    長い間、紫外線(直射日光)に晒した場合、色褪せは起こります。
    
屋外の窓等に装飾としてご使用になる場合はご注意ねがいます。
     
    

ただし、屋内で於いては殆ど色褪せ等はございません。

    この効果も経年変化として楽しむ趣向として頂ければ幸甚です。

  • 伊勢型紙の消費期限

    ・鑑賞用の場合は100年でも大丈夫な場合もございます。
     

    ・(ご心配いただく程ではございませんが)
    日本国内のほとんどの地区では問題はないと思われますが
    極度の乾燥環境では紙の湿度が保てずに、脆くなる事は考えられます。

     
    ・紗張り加工を施した伊勢型紙は、乾燥により『反り』が起こる事があります。

    これは、伊勢型紙そのものと、紗、接着剤の吸湿特性に起因するもので
    適度の湿度環境に戻れば、直ぐに落ち着きます。

     

    

・染色の為に使用する場合は時間基準だけではなく、使用基準として”きもの”20反分の染色耐用と云われています。
    また、浸水→糊置き→乾燥を繰り返すことは 型紙を傷めていく原因となります。
    これはご使用になる個人、環境、頻度に関係しますので、免責とさせていただきます。

  • 破れたら修せる?

    ご使用目的と破損の程度によります。
    個別にご相談ください。

  • その他のお取り扱いの注意

    型紙は、和紙3枚による積層構造で、かつ柿渋で補強され【世界最強の和紙】と云われ、耐水性などに長けています。
    しかし、それは普通の和紙と比べての事です。

     

    飽くまで紙ですので、常識的に折り曲げ・破れにはご留意願います。
    特に 彫刻され彫り抜かれた部分は布で例えるならレースと同じで、引っ掛かりや落下物によって傷ついたり、破損する事があります。
    その点につきましては、常識の範囲内でのお取り扱いをお願い申し上げます。

     

    鑑賞用にはガラス・アクリル等で覆う事が望ましと思われます。

  • どうすれば伊勢型紙を見る事が出来ますか?

    弊社では、伊勢型紙の価値は『高度な彫刻技術の結晶』と共に
    意匠性デザイン』にあると信じています。 

    それ故、安易にFAXやe-mailにて画像をご提示することは謹んでいます。
     
    つきましては、弊社にお越しいただき伊勢型紙をご覧いただく事をポリシーとしています。
     
    遠方のお客様にとりましては、大変ご不憫をお掛けしますが
    何卒ご理解をいただき、ご来訪いただきますようお願い申し上げます。

     
    決して ご期待を裏切らない【質】と【量】を自負しています。

     
    恐れながら、ご来訪いただく折には事前にご連絡をたまわりますよう
    切にお願い申し上げます。

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